「ミノキシジルやプロペシアは知ってるけど、HARGってなに?」
タイトルをご覧になり、このように感じた方は多いことでしょう。そして、そんな方は薄毛に悩んではいませんか?
AGAの改善方法としてよく知られているのは、ミノキシジルやプロペシア内服薬での治療です。ですが、これらの内服薬は、体質によって合う、合わないがあり、人によっては副作用が現れることがあるというデメリットを持っています。
では、聞いたことのないHARGという方法はどのような治療方法なのか、ご紹介しましょう。
HARGってどんな治療?
HRAGは毛髪再生医療と呼ばれる治療で、頭皮の成長因子を増やし、自然治癒力を強化して発毛させる方法です。HARGは、成長因子を誘発する成分と発毛効果が認められている成分をブレンドした薬液を、注射によってダイレクトに皮下に送り込みます。
そして、HARGに使用する成分はヒト由来のタンパク成分ですので、アレルギーや副作用の心配はまずありません。
また、HARGと似た治療方法には育毛メソセラピーがありますが、この治療法の場合では成長因子をそのまま注入したり、ビタミンなどの栄養素に加え、発毛効果が認められている成分をブレンドした薬液を頭皮に注入して行く方法であるため、HARGとは異なります。
まず、この部分は混同してしまわないように注意してくださいね。
HARGのメリット・デメリット
HARGのメリットは、皮下に直接有効成分を送り込む方法であるため、高い確率で発毛を成功させることができるという点にあります。さらに、注射によって行われる治療であるため、ダウンタイム(治療後の回復期間)の心配はありません。
そして、HARGは本来の自然治癒力を呼び覚まし、自然な発毛効果を狙う治療法ですので、内服薬のように、治療を中止したら元の薄毛の状態に戻る可能性があるという心配もありません。
一方で、HARGは1回の治療で効果が現れるというものではなく、5~6回程度の治療を必要とします。
HARGの治療費はやや高額ですので、費用がかさむという点、これはデメリットとして挙げることができるでしょう。
ですが、ミノキシジルやプロペシアによる治療の場合では、継続して治療を続ける必要があります。したがって、この部分を長い目で見るのであれば、HARGによる治療のほうが結果的に合理的で安上がりという捉え方もできるはずです。
HRAGの取り扱いがある医療機関では、医療ローンなどでの支払いが可能となっているともありますので、もしも支払い面に対する不安をお持ちなのであれば、カウンセリングの段階で相談してみると良いでしょう。
HARGで薄毛を改善するためには
HARG治療は医療行為ですので、サロンなどではなく、医療機関で治療を受けることができます。
では、どのような医療機関でHARGを受けることができるのでしょうか?
HARG認定医療施設
薄毛治療メニューが用意されている美容外科クリニック、頭髪専門外来などの医療機関でHARGを受けることが可能です。ただし、医療機関によってHARGの治療費は異なり、また、医師の対応も異なります。
HARGは1回で終了する治療法ではありませんので、費用や医師との相性はとても大切です。納得できる医療機関を探したいのであれば、まずは1カ所の医療機関で決めてしまうのではなく、数か所の医療機関でカウンセリングを受けてみるという方法をおすすめします。
おわりに
HARGは自然治癒力を最大限に発揮させる治療法ですので、身体に負担を与えることなく、自然な発毛効果を期待することができます。
現在までに別の治療を受けて効果を得ることができなかった、内服薬で副作用やアレルギーの症状が現れた、あるいは、いったんは別の方法で発毛効果を得ることはできたけれど、治療を中止したら元の状態に戻ってしまったという方は、この機会にHARGでの治療を検討してみてはいかがでしょうか。
費用は少々高額ですが、納得の結果を得たいのであれば、HARGによる治療が最もおすすめです。
記事監修:岡山中央クリニック