タトゥーは消せる?レーザーでタトゥーが消える原理を教えて!
タトゥーは勢いで入れてしまうと、のちのちの悩みの種となって、あなたにのしかかってくることがあります。たとえば、就職や結婚の障害となったり、女性であれば、出産を機に後悔することになったりする場合もあるでしょう。
しかし、諦める必要はありません。それは、医療機関のレーザー治療でタトゥーを目立たない状態にまで薄くすることが可能だからです。
それでは、レーザー治療でタトゥーがなぜ消えるのか、考えてみることにしましょう。
レーザーでタトゥーが消えるのはなぜ?
レーザーの照射でタトゥーが消えると聞くとちょっと不思議で、その原理について知りたくなりますよね?レーザー治療でタトゥーがなぜ消えるのか?その原理はいたって単純明快です。
まず、タトゥー部分にレーザーを照射すると、その熱を吸収したタトゥー部分が軽いやけどを起こします。そして、レーザーによって粉砕されたタトゥーの色素は、マクロファージ(貧食細胞)の餌となり、少しずつ体外へ排出されていくためです。
タトゥー除去の種類について
それではここで、レーザー治療以外のタトゥー除去にはどのような方法があるのか、ザックリとご紹介します。
剥削(はくさく)法
アブレーションとも呼ばれる方法で、タトゥー部分を特殊な医療器具で削り取る方法です。この治療法は広範囲に及ぶタトゥーを除去することができるというメリットを持ってはいます。
しかし、高度な技術を必要とする方法であるため、仕上がりの良し悪しは担当医の腕にかかっていますので、ある意味運を天に任せる治療法であるともいえるでしょう。
切除法
タトゥー部分をメスで切除する治療法で、比較的範囲が狭いタトゥーや、細長いタトゥーに適した治療法です。
皮膚移植法
切除法でタトゥー部分を切り取り、身体の別の部分から採取した皮膚を、切り取り部分に貼り付ける方法です。
この方法は、成功すればタトゥーをすっかりなくすことができますが、移植した皮膚がうまく定着しなかった場合には、再手術が必要になることもあります。
おすすめはレーザー治療です
上記でご紹介した治療法は、どれも皮膚を傷つける方法であるため、成功したとしても、皮膚には傷跡が残ってしまうことが多いです。また、これらの治療法は長期間に及ぶダウンタイムを必要とするため、お仕事をお持ちの方の場合では、数週間の休職を覚悟しなければならないことも考えられます。
では、レーザー治療ではどうなのでしょうか?
レーザー治療も、タトゥー部分がやけどの状態になりますので、もちろんダウンタイムはあります。しかし、皮膚を切除したり縫合したりという大がかりな手術とは異なりますので、それらと比較した場合には、短い期間のダウンタイムで済むでしょう。
さらに、レーザー治療によるタトゥー除去は、自己治癒力に頼る方法で、傷跡が残りにくいというメリットも持っています。また、一昔前までは多色を使ったカラフルなタトゥーをレーザーで除去することが困難でしたが、最近ではピコレーザーの登場によりキレイに除去ようになってきました。
タトゥーでお悩みの方は、まずは美容外科クリニックなどでカウンセリングを受け、ご自身のタトゥーに適しているタトゥー除去法を確認し、治療を検討してみてはいかがでしょうか。
おわりに
タトゥーはファッションの一端という捉え方もありますが、日本ではタトゥーに対する理解度が低く、タトゥーを入れているだけで特殊な目で見られてしまうことも少なくはありません。つまり、勢いでつい入れてしまったタトゥーが、あなたの人生を左右することも考えられるわけです。
タトゥーでお悩みなのであれば、最もダウンタイムが少なく安全性が高いといわれるレーザー治療で、タトゥーの除去を前向きに検討してみましょう。