薄毛は年齢を問わず起こる現象で、それが起こる原因は人それぞれです。
今回はAGA(男性型脱毛症)を中心としたお話ですが、AGAだとあなたご自身が思い込んでいても、それがAGAではないこともありますし、自分は若いからAGAではないと感じていても、実はAGAだったということもあります。
AGAは中高年のイメージがありますが、実は、AGAは若年性脱毛症と壮年性脱毛症に分類されており、若い年代の方であってもAGAが起こる可能性は十分に考えられるのです。
それでは、薄毛はなぜ起こるのか、AGAだった場合にはどのような治療法がおすすめなのか、詳しくご紹介しましょう。
あなたの薄毛の原因はなに?
薄毛が目立ち始めると、即座に「これはAGA?」と心配する方がいますが、薄毛=AGAではなく、生活習慣の改善を行うことによって改善される、AGAではない薄毛の症状もあります。
食生活
髪の主成分は、ケラチンというタンパク質で、この成分が体内でスムーズに生成されるためには食事からタンパク質を摂取する必要があります。
そして、体内でのタンパク質の生成を助けるのが、ビタミンです。これらの成分は、普通に食事を摂取していれば、極端に不足することはありません。
しかし、ダイエットや偏食などによって摂取量が不足してしまうと、ケラチンを生成するスピードが鈍り、薄毛が起こることがあります。このようにして起こった薄毛は、AGAとは切り離して考えましょう。
ストレス
ストレスは血行不良の原因となり、血行不良が頭皮にまで及んでしまった場合では、髪の生成に必要な成分が頭皮に届かず、薄毛が起こる原因になります。
AGA
主として、遺伝的な要素が原因となって起こる薄毛です。AGAが起こる年齢にはばらつきがありますが、早い方では20代で症状が現れてくることもあります。
AGAはなぜ起こる?
遺伝的な要素といわれても、それではあまりにも漠然としていて、よくわかりませんよね。
AGAになりやすい遺伝的な要素とは、AGAの直接原因になるジヒドロテストステロン(悪玉男性ホルモン)の生成量が多いか少ないか、ということです。私たちの体内では、常にテストステロン(正常な男性ホルモン)が分泌されており、テストステロンそのものが災いしてAGAが起こることはありません。
AGAは、テストステロンがジヒドロテストステロンに変性されたときに初めて起こります。そして、テストステロンがジヒドロテストステロンに変性される際には、5αリダクターゼという酵素が働き、この酵素の体内量が多い体質を遺伝によって受け継いだ場合、AGAが起こりやすいと考えることができるのです。
AGA治療は美容外科クリニックへ!
AGAの疑いがある場合には、市販の育毛剤などに頼るのではなく、早めに美容外科クリニックに相談して、AGA専用の治療を開始することが望ましいといえます。
内服薬・外用薬治療
ミノキシジルまたはプロペシア内服薬でAGAの治療を行うことが可能です。
ただし、これらの内服薬は副作用が起こる可能性があるほか、一定の条件を満たした場合では、服用することができないというデメリットがあります。
HARG療法
成長因子など、発毛・育毛に必要な成分を、注射で毛根に送り込む治療法です。この治療法のメリットは、副作用が現れる可能性が低いという点、内服薬よりも早い段階での発毛・育毛効果を期待することができるという点にあります。
この治療法の効果の現れ方には個人差がありますが、毛根組織が死滅していない限り効果期待することができますので、内服薬で発毛・育毛効果を実家することができなかった方にも、おすすめできる治療法であるといえるでしょう。
おわりに
あなたの薄毛の原因は、どれに当てはまりましたか?
今回は3種類の薄毛の原因とAGAの治療法についてご紹介してきましたが、ご紹介した薄毛の原因がすべて当てはまらず、部分的な薄毛が起こっているのであれば、円形脱毛症の疑いが、油っぽいフケが大量に出て薄毛が起こっているのであれば、脂漏性脱毛症の疑いがあります。
このような場合でも、美容外科クリニックでの治療が役立つはずです。まずは岡山中央クリニックに相談してみて、正しい方法による治療を開始してみることをおすすめします。
記事監修:岡山中央クリニック