頭皮マッサージは、血行を促進し、頭皮の健康を保つために効果的な方法です。
血行が良くなることで、頭皮に十分な栄養が行き渡り、抜け毛の予防や髪のツヤを保つ手助けになります。
また、リラックス効果も期待でき、ストレス解消にもつながります。
今回は、そんな頭皮マッサージの具体的な効果と、マッサージを行う際に気をつけるポイントについて詳しくご紹介します。
頭皮マッサージに期待できる効果について
頭皮マッサージには、以下の効果が期待できます。
1.血行不良の改善
頭皮の下には無数の毛細血管があり、これらが頭皮全体に栄養を届ける役割を果たしています。
血流がスムーズで、毛細血管の隅々まで十分に栄養が行き渡っていれば、急激な抜け毛が起こる可能性は低くなります。しかし、頭皮の血行が悪くなると、髪の成長を支えるための栄養が不足し、抜け毛が増えることがあります。
頭皮マッサージには血行不良を改善する効果があり、薄毛予防に役立つと考えられています。
2.眼精疲労の改善
眼精疲労の主な原因は、目を長時間酷使することで筋肉の血行が悪くなることです。頭皮を優しくマッサージすることで、目の周りの筋肉がほぐれ、血流が改善されるため、眼精疲労の緩和が期待できます。
頭皮マッサージのやり方
頭皮マッサージのやり方をご紹介します。手が冷たいままだと頭皮まで冷えてしまうことがあるので、手を温めてから行うか、お風呂上がりにするのがおすすめです。
① 人差し指、中指、薬指を揃えて耳の上に当て、頭皮を動かすように5〜6回マッサージします。
② そのまま指を頭頂部に向けて動かしながらマッサージし、頭頂部で止めます。
③ 頭頂部の真ん中にある「百会(ひゃくえ)」というツボを、中指で3回軽く押します。
④ 前髪の生え際から頭頂部に向かって、5〜6回マッサージします。
⑤ こめかみ部分に3本指を当て、上下に3回ほど動かします。
⑥ 5本の指を使い、側頭部から頭頂部、そして後頭部へとリズミカルにマッサージします。
この手順を覚えて、お風呂上がりに実践してみてください。短い時間でも、毎日続けることで血行が良くなります。
頭皮マッサージの注意点
マッサージをする際には、次の点に注意しましょう。
1. 力を入れすぎないこと
強く押してもすぐに効果が出るわけではありません。
それどころか、強い力を長くかけると毛細血管が傷ついてしまい、逆効果になることもあります。優しく、心地よい力加減で行うのがポイントです。
2. 長時間やりすぎないこと
長くやるほど効果が増すわけではありません。
短時間でも毎日続けることが大切です。
今回ご紹介したマッサージは、1〜2分程度でできるものですが、それだけでも血行を良くするのに効果があります。1回やるだけでも頭皮がスッキリし、リフレッシュにもなるので、ぜひ毎日続けてみてください。
おわりに
“継続は力なり”という言葉がありますが、頭皮マッサージにもこの言葉がぴったり当てはまります。筋トレやエクササイズと同じように、続けることで初めて効果を実感できるものです。
また、1回忘れてしまったからといって、そこであきらめる必要はありません。翌日からまた再開すればまったく問題ありません。
頭皮マッサージは、続けることに意味があります。ぜひ今日から始めて、頭皮の血行不良や眼精疲労の改善を目指しましょう。
記事監修:岡山中央クリニック