前回は“食べ物と髪の毛の関係その1”として、
「海藻類を食べると豊かな髪が育つ?」や「辛いものが好きな人は禿げる?」
という噂について、医学的根拠がないというお話をさせていただきました。
また、極端に偏った食事は身体の健康を害し、頭皮の健康をも損なうことになってしまうこと、頭皮の健康を維持するためには、バランスの良い食事を心がけることが大切だとお伝えしました。
そこで、今回は“食べ物と薄毛の関係その2”として、
健康な髪を育むために必要な栄養素ついてお話したいと思います。
髪の毛に必要な栄養素とは
色々な栄養素の食べ物をバランスよく摂取することが、頭皮環境を維持するには大切だということを大前提として…
豊かな髪の毛を育むために必要な栄養素は何なのでしょうか?
それは髪の毛の主成分から考えると自ずと答えに辿り着きます。
髪の毛の主成分はタンパク質!なんと90%がタンパク質で出来ています。
そのため髪の毛には、食べ物で摂るタンパク質も有効な栄養成分となります。
そのほか、ビタミン類・ミネラル類も健康な頭皮環境を整えるためには欠かせない栄養素です。
頭皮のコラーゲン生成を促進するビタミンC、肌コンディションを整えるビタミンB群は多めに摂取することをオススメします。
これらの栄養素が多く含まれた食品をバランスよく積極的に摂ることを心がけましょう。
薄毛・抜け毛対策に適した食材
それでは、髪の毛や頭皮に良いとされる栄養素が含まれた具体的な食材を5つほどご紹介します。
1.レバーは必要な栄養素の宝庫
レバーには鉄分や亜鉛、ビタミンB群など毛髪や頭皮環境を育むのに必要な栄養成分が多く入っています。万能な食材ですが、調理方法が限られていますので、飽きないように他の食材と組み合わせながら摂取しましょう。
2.血行促進なら柑橘系のフルーツを
ビタミンが沢山詰まっているのは柑橘系のフルーツです。ビタミン類は血管を拡張してくれる効果を持っているので、血行促進には欠かせない栄養素です。
身体の血流が促進されれば、栄養や酸素が頭皮に行き渡り毛根が活性化されます。
3.毛母細胞を活性化するのはナッツ類
ナッツ類もまた髪の毛や頭皮に有効な栄養素が含まれています。
ピーナツに含まれているビオチンという成分は、髪の構成成分であるアミノ酸の生成や頭皮の健康維持に欠かせない栄養素で、髪の毛が伸びやすい環境を整えたり、白髪を抑制する効果もあると言われています。
アーモンドは亜鉛が豊富で、抜け毛予防効果が高い食品です。
ナッツ類は商品によっては塩分過多になってしまう恐れもあるので、無塩ナッツを選んで食べるようにしましょう。
4.良質なタンパク質として知られる大豆製品
大豆製品には良質なタンパク質が含まれています。納豆や豆腐は比較的安価で手にいれることができるので、毎日の食事に取り入れてみましょう。
5.血液サラサラ効果ならポリフェノール
血液をサラサラにして血行促進をする効果があると言われるポリフェノールも有効な栄養素です。
代表的なポリフェノールが多く含まれる食品は以下の通りです。
赤ワイン、ブルーベリー、なす、カシス、ブドウ
緑茶、紅茶、ココア、チョコレート、豆類
いかがでしたか。
食事は健康な身体や、健康な髪の毛を維持する上で欠かせない大切な要素です。
この機会にご自身の食生活を見直してみてください。
AGAは食事や生活習慣の改善だけでは予防や対策できません。
症状が現れたらお早めに医療機関にご相談ください。
ここでは皆様のお役に立てるような豆知識をお話していきたいと思います。
薄毛や抜け毛でお悩みの方、ぜひ専門医のいる当院へご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:岡山中央クリニック