薄毛・抜け毛を予防するために重要なことは、頭皮環境を整えて頭皮の健康を保つことです!
しかしながら、そのために必要な正しい頭皮ケアの方法は意外と知られていません。
正しい頭皮ケアを行わなければ、頭皮のかゆみ・フケ・赤みなど様々なトラブルが起きる可能性があります。
ここでは、改めて“頭皮環境を整えるための頭皮ケア”についてお話します。
頭皮にはTゾーンの2倍の皮脂が
身体の中で最も皮脂が分泌されている場所が頭皮です。
その量はなんと!顔のT ゾーンの約2倍と言われています。
さらに頭皮は汗を出す汗腺の量も多く、手のひらや足の裏の次に多い場所です。
また、頭という場所は空気中の細かいチリや埃が付着しやすいため、身体のどこよりも汚れを溜め込んでいる場所と言えます。
頭皮環境を整えるためには、まずはこの汚れをしっかりと落とすことが重要となります。
頭皮環境を整えるための正しい頭皮ケア
頭皮ケアにおいて、もちろんシャンプーやトリートメント選びも大切ですが、それ以上に“正しい方法で行う”ということが重要となります。
正しい頭皮ケアのポイントは以下の4つです。
Point1 ブラッシングと予洗い
まずは髪を濡らす前の一手間。
ブラッシングで髪や毛穴の汚れを落としやすくしましょう。
次に髪と頭皮をぬるま湯で予洗いします。(シャンプーをつける前に)この予洗いで髪の汚れの9割を落とすことができます。
予洗いは1分以上必要です。
予洗いで水分を髪の隅々まで届けることで、シャンプーが十分に泡立ち、その結果シャンプーが一箇所に偏らず、まんべんなく頭全体に行き渡ります。
Point2 頭皮と毛髪に負担をかけない工夫
シャンプーを直接髪に付けるのはNGです。(洗浄力が強過ぎて乾燥の原因となります。)
手のひらで十分泡立ててから付けましょう。
シャンプーの適量は毛髪の量や頭皮の面積、またシャンプーの質によって異なるのでベストな量を見つけましょう。
頭皮を洗う時は、爪を立てずに指の腹でやさしくジグザグと小刻みに洗うことを心がけましょう。(爪で頭皮に傷を付けると、頭皮トラブルにつながります。)
Point3 残留しないように、しっかり洗い流す
シャンプー液は毛髪に残るとパサつきの原因となり、頭皮に残ると刺激となり炎症の原因となりますので、十分に洗い流しましょう。
リンスやトリートメントは髪の水分を切ってから、頭皮を避け毛髪にだけ付けることをおすすめします。
またリンスやトリートメントの成分をあえて残してしまう人がいますが、これはNGです。
髪に残したところで、トリートメント成分の効果はなく、逆にかゆみや炎症等の原因になる可能性が高くなるのでしっかりと洗い流しましょう。
Point4 自然乾燥はNG
ドライヤーの熱による毛髪ダメージを心配し、自然乾燥にしている方がいますが、これは間違った頭皮ケアです。
濡れたままの髪は頭皮の常在菌を繁殖させ、頭皮環境を悪化させます。
お風呂からあがったら、時間をなるべく置かずにドライヤーでしっかり乾かすことが重要です。
健康な毛髪と健康な頭皮を維持するために、正しい頭皮ケアを今日からでも始めてみてください。
ここでは皆様のお役に立てるような豆知識をお話していきたいと思います。
薄毛や抜け毛でお悩みの方、ぜひ専門医のいる当院へご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:岡山中央クリニック