AGA治療を始めたいと思い、色々調べ出すと出会う「育毛」「発毛」そして「増毛」という3つのワード!
果たして何が違うのでしょうか?
「育毛」「発毛」「増毛」
この3つは似て非なるもの!!
どれも薄毛改善が目的ですが、薄毛の進行度合いや最終的に目指す状態によって選択すべき治療は異なってきます。
AGA初期や若い世代の薄毛治療には「育毛」
AGAは発毛サイクルが乱れることで、毛髪が太く長く成長する「成長期」の期間が極端に短くなり薄毛が進行していきます。
この乱れた発毛サイクルを正常に戻し、細い髪を太く長くする(育てる)治療が「育毛」です。
AGA初期の方や20代30代といった若い世代の方は、まずトライすべき治療法と言えるでしょう。
AGAの原因となるジヒドロテストステロン(DHT)の合成を促す5αリダクターゼII型の働きを阻害して、毛髪の成長を促すという働きがある「フィナステリド製剤(プロペシアなど)」を服用するのが効果的な育毛治療となります。
またフィナステリド(プロペシアなど)は抜け毛予防や現状維持を目的とした治療としても使われています。
ドラッグストアなどで市販されている育毛剤や育毛シャンプーなどは男性ホルモンに作用しないため、AGAの根本的な改善は見込めません。
AGAは初期段階で適切な育毛治療を早期に行うことが重要です。
毛髪が生える力が弱くなっている人には「発毛」
頭皮の血流が悪く、毛髪を作り出す毛母細胞に栄養が行き届かないため、毛髪の生える力が弱まっている方には「育毛治療」に加え「発毛治療」が必要となります。
発毛を促す治療として高い効果が期待できるのが、HARG療法です。
HARG療法は、頭皮に直接成長因子を補充し毛髪の再生を促す治療です。
世界中でその発毛効果は認められており、男女問わず受けていただける発毛治療です。
また発毛治療として血管拡張作用を持つミノキシジル製剤もよく使用されます。
ミノキシジル製剤は内服と外用がありますが、内服薬の方が浸透率が高く効果が早いとされています。
外用のミノキシジル塗布剤は市販されている物もありますが、AGAの場合「育毛」する力も弱っているケースがほとんどなので、ミノキシジルの塗布剤だけでは効果が現れにくいのが注意点です。
人工毛を用いたボリュームアップが「増毛」
育毛治療も発毛治療も効果が出るまでに時間を要しますが、今すぐ髪のボリュームをアップしたい!という方には、「増毛」が有効な方法と言えるでしょう。
「増毛」は自分の毛髪に、特殊な技術を用いて人工毛を数本結びつける方法です。(特殊なシートで人工毛を地肌に貼る方法もあります。)
この方法は薄毛の根本治療ではなく、あくまで人工的なボリュームアップを目指すものなので、AGAの場合はそのまま薄毛は進行します。
また、定期的なメンテナンスが必要なので費用もそれなりにかかります。
薄毛の根本治療を望まない方や、体質によって内服薬の服用が難しいという方には適した方法です。
ここでは皆様のお役に立てるような豆知識をお話していきたいと思います。
薄毛や抜け毛でお悩みの方、ぜひ専門医のいる当院へご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:岡山中央クリニック