季節の変わり目には、さまざまな体調の変化が起こりがちです。
特に春は、気温が安定しないため毎日の寒暖差が激しかったり、紫外線の量が徐々に増えたり、また新しい環境の変化で知らず知らずのうちにストレスを溜め込んだりと、頭皮にとっても何かとマイナスの要素が多い季節です。
加えて、この時期は花粉の季節。毎年、花粉症に悩まされている方も多いのではないでしょうか。
実は花粉症と薄毛は無関係ではありません。
今回は花粉症が頭皮と毛髪に与える影響についてお話します。
花粉症は頭皮をむくませる
花粉症は身体に余分な水分がたまった状態です。涙や鼻水が止まらないという典型的な花粉症の症状は、余分な水分を体外に出すためだと言われています。
花粉症による体内の余分な水分の停滞は顔や足に「むくみ」の症状を引き起こします。この「むくみ」は頭皮にも起こり、頭皮環境に悪影響を与えます。
「むくみ」によって頭皮の血流が悪化すれば、毛髪を作り出す毛母細胞に十分な酸素や栄養が行き届かなくなり、細胞の活躍を阻害することになるのです。
花粉症のアレルギー反応による毛乳頭の炎症
花粉症は身体がアレルギー反応を起こした状態です。アレルギー反応は外からの刺激を身体が異物だと判断し、それを排除しようとして起こる反応のことを言います。くしゃみや、鼻水、涙がそれにあたります。
この花粉症のアレルギー反応が身体だけでなく、髪の毛の毛根にある毛乳頭で起こると炎症を引き起こし、毛乳頭の細胞がダメージを受け続け、健康な毛髪が育つ前に抜け落ちるという症状がでることがあります。
また炎症による痒みが起これば、頭をかく回数が増え、頭皮を傷つけて環境を悪化させてしまうことにもつながります。
花粉から頭皮と毛髪を守る対策
このように花粉症が毛髪や頭皮に与える影響は少なからずあり、薄毛・抜け毛を促進する要因になることもあるのです。
では、花粉症を患っていながら、薄毛治療を行なっている方はどのような対策をとるべきなのでしょうか。
対策は一般に行われている花粉症の対策と同じです。
「花粉になるべく触れない、家に持ち込まない」これに尽きます。
外出時は帽子で頭皮を守り、帰宅後はなるべく早く洗髪を済ませ、髪に付着した花粉を落としましょう。頭皮の血流を促進するための頭皮マッサージも有効です。
また、アレルギー反応の炎症を抑えるための薬も必要に応じて使い、頭皮環境をうまくコントロールしながら薄毛治療も行っていきましょう。
AGA治療薬は併用禁忌といって一緒に飲んではいけない薬は特にありませんが、併用注意といって飲み合わせに注意が必要なものもあります。
薬の併用に関しては必ず専門医に相談しましょう。
ここでは皆様のお役に立てるような豆知識をお話していきたいと思います。
薄毛や抜け毛でお悩みの方、ぜひ専門医のいる当院へご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:岡山中央クリニック