男性型脱毛症(AGA)の場合、ハゲの進行の仕方は主に2つのタイプに分かれることが多いようです。
生え際からM字型に進行していく「M字ハゲ」タイプ
頭頂部から徐々に進行していく「つむじハゲ」タイプ
また進行するにつれて、M字とつむじの薄毛がつながり、より広い面積に薄毛が広がっていくタイプもあります。
症状が進行し毛根が死んでしまうと、毛髪の再生はより困難となりますので、症状の初期段階で正しい治療を行うことが重要となります。
今回はハゲの進行について解説します。
AGAの進行度合いを表す“ハミルトン・ノーウッド分類”
薄毛の進行度合いを見分けるのに最も広く使われているのが“ハミルトン・ノーウッド分類”です。
ハミルトン・ノーウッド分類はAGAの白人男性1000人を分析し、パターン化することで、AGAの進行度をわかりやすく評価した分類法です。
この分類を用いることで、将来の薄毛の進行パターンや、治療をした場合の治療効果を予測することが可能になりました。
ハミルトン・ノーウッド分類ではAGAを7つのステージ(段階)に分けており、ステージⅠからステージⅦに向かって進行を表しています。
「M字ハゲ」と「つむじハゲ」の進行パターン
「M字ハゲ」と「つむじハゲ」の進行パターンや特徴を先ほどのハミルトン・ノーウッド分類と照らしあわせながら解説します。
「M字ハゲ」タイプ
M字ハゲは「M型脱毛症」と呼ばれるタイプで、額の生え際から徐々に薄毛が進行していく脱毛症です。
初期(ステージⅠ)は、おでこが広くなったような感覚や、額の生え際が薄くなっている感覚を持ち、M字型に薄毛が進行するにつれ(ステージⅡ)AGAだと自覚できるようになります。さらに進行するとM字型ラインがより一層後退すると共に前頭部でボリュームが減ります(ステージⅢ)。
正面から鏡で見える場所なので比較的症状に気づきやすいタイプです。
必ずしもMの字に進行していくわけではなく、もともとの生え際の線が後退していくタイプの方もいます。
「つむじハゲ」タイプ
つむじハゲは「O型脱毛症」と呼ばれるタイプで、頭頂部のつむじのあたりから徐々に薄毛が進行していく脱毛症です。
頭頂部は自分では見えにくい場所なので、症状が進行してから気づく方も多く、治療が遅れてしまうケースが多くあります。
日本人はこの「O型脱毛症」が多く、対して欧米人はどちらかというと「M型脱毛症」が多いと言われています。
「M字ハゲ」と「つむじハゲ」の混合タイプ
額の生え際と頭頂部のつむじからの脱毛が同時に進行していくタイプです。別名「複合型脱毛症」と呼ばれています。
複合型脱毛症はステージⅢにから徐々に進行し、生え際と頭頂部、双方から範囲を広め、最終的には後頭部上部がほぼ発毛が無くなった状態(ステージⅦ)となります。
治療は進行する前に!
AGAの治療は概ねステージⅣ以降になると、進行するにつれ治療効果が出にくくなっていきますので、遅くてもステージⅢまでに治療を始めることをお勧めします。
AGAは早期に適正な治療を行えば、高確率で改善が期待できる脱毛症です。
早期発見早期治療がなによりも重要ですので、少しでもAGAの自覚症状がある方は、早めに専門のクリニックでの受診をお勧めします。
ここでは皆様のお役に立てるような豆知識をお話していきたいと思います。
薄毛や抜け毛でお悩みの方、ぜひ専門医のいる当院へご相談ください。
まずは無料カウンセリングでお待ちしております。
記事監修:岡山中央クリニック