髪の育成に良い食べ物を巡って様々な説が存在しますが、亜鉛をしっかりと摂取することで「髪の毛が増える」という噂を聞いたことはありませんか。
果たしてその噂は本当なのか?
亜鉛とはどんな成分なのか?
亜鉛が身体に及ぼす影響は?
亜鉛とAGAとの関係性とは?
など、今回は亜鉛に関する疑問と髪の毛の関係について詳しく解説します。
亜鉛はどんな成分?
亜鉛はミネラル成分の一種で、歯・骨・肝臓・腎臓・筋肉などを主にして体内に約2~4g含まれており、それぞれの細胞代謝に関与する役割を担っています。
DNAの合成や骨の成長をはじめホルモンの合成、生殖機能の維持など、新しい細胞を作るにあたって欠かせない成分ですが、体内では合成できないため外から摂取する必要があります。
【亜鉛を多く含む食べ物】
牡蠣、あわび、たらばがに、するめ、豚レバー、牛肉、卵、チーズ、高野豆腐、納豆、えんどう豆、切干大根、アーモンド、落花生など
亜鉛の身体における役割について
亜鉛の身体における役割は、主に免疫力の維持や向上・成長や発育・髪や肌の健康維持です。
その他にも、うつ状態の緩和・生殖機能の維持や改善など重要な役割があります。逆に亜鉛が不足すると、脱毛・爪や皮膚の異常・味覚異常・舌のピリつき・貧血・食欲不振・下痢・ED(男性)などの症状が現れます。
亜鉛を摂ることで薄毛予防効果になる?
結論から言いますと、亜鉛を摂取することで、薄毛を予防する効果は期待できます。
なぜなら亜鉛にはAGA(男性型脱毛症)発症の原因の一つである「5αリダクターゼ」を抑制する働きがあることが長年の研究で判っているからです。しかしながら、亜鉛さえ摂取すれば薄毛・抜け毛が予防&改善されるというわけではありません。
亜鉛が不足すれば、健康な毛髪の成長が阻害される可能性は高くなりますので、薄毛&抜け毛予防対策の1つとして亜鉛不足にならないような食生活を心がけることは大変有効と言えるでしょう。
亜鉛だけではAGAの改善は難しい
AGAを予防するためには、亜鉛は欠かせない栄養素だということをご紹介しましたが、亜鉛だけでは健康な毛髪を維持することはできません。
タンパク質やビタミン、アミノ酸なども髪の毛の主成分であるケラチン生成には不可欠な栄養素です。大切なのは亜鉛だけではなく、その他の栄養素もバランス良く摂取することです。
また、亜鉛はあくまでも髪を健康に保つ効果があるだけで、すでに発症したAGAを改善する働きはありません。
薄毛治療なら岡山中央クリニックへ!
亜鉛はAGAの進行を遅らせる効果は期待できても、新たに毛髪を生やす効果はないと言えるでしょう。
すでに発症したAGAを改善するためには専門のクリニックでのAGA治療を検討することをおすすめします。
岡山中央クリニックでは、患者様の毛髪と頭皮の状態をしっかりと見極め、適切な治療計画を立てるお手伝いをいたします。
専門的な知識と経験のある医師や栄養管理士がお一人お一人に適した食事指導も行いサポートしております。薄毛でお悩みの方はぜひご相談ください。
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記事監修:岡山中央クリニック