「やっぱり、包茎手術はしたほうがいいのかな…」
あなたは今、包茎手術に関するさまざまな悩みを抱え、手術を受けようかどうしようか、迷っている最中かもしれません。メスを使用しない治療であればまだしも、ほとんどの包茎手術はメスで皮膚を切開する方法で行われるため、どうしても不安はつきまといますよね。
ですが、包茎手術とはどのようなものかしっかりと理解することができれば、その不安や恐怖は半減するはずです。今回は、包茎手術に関するQ&Aをご紹介します。
包茎手術Q&A
包茎手術に関するよくある質問をまとめてみました。
どんな手術がありますか?
・亀頭直下埋没法
包皮の余っている部分を切除し、亀頭の下側部分で縫合する手術です。難易度が高い手術であるといわれていますが、近年ではこの治療法を採用した美容外科クリニックが増え、この手術に対する経験値が高い医師も増えています。
そして、験値が高い医師に任せれば傷跡がほとんど目立たないというメリットがあります。
・環状切除法
平常時ではなく、勃起時の性器の形状を基準に行われる手術で、費用が安価であるというメリットがあります。
ただし、手術痕が目立つ部分に残りやすいというデメリットがあります。
・背面切開法
真性包茎またはカントン包茎の方に適用される手術ですが、手術後は完全に包茎が改善されるわけではなく、仮性包茎の状態に留まります。
現在では、この手術を行う美容外科クリニックはほとんどないようです。
・クランプ法
クランプという器具を用いて行われる手術です。
傷跡が目立ちやすく、また、手術後には性器がツートンカラーになることが多いという理由から、現在ではあまり行われていないようです。
・根元固定法
軽度の仮性包茎の方に適用される治療法で、亀頭を露出させた状態で根元を固定する方法です。
入院や通院は必要?
どの手術であっても入院は必要ありません。また、手術から約2週間後に抜糸のための来院が必要になります。
手術後はどうやって固定しますか?
切開が必要な手術の場合では、縫合後に包帯で固定します。
お風呂はいつから入れますか?
シャワーは手術後3~8日後を目途に浴びることができますが、入浴は医師のGOサインが必要です。
スポーツはいつから行えますか?
入浴が解禁になったあたりから、スポーツを行えるようになります。ただし、これは行うスポーツにもよりますので、担当した医師に相談してみるといいでしょう。
ダウンタイムって何ですか?
手術当日から、普段の生活に戻ることができるまでの回復期間です。この期間は年齢や身体の状態によって大きな開きが出ることがあります。
手術後のセックスはいつから解禁になりますか?
手術後の回復のスピードにもよりますが、およそ4週間~1ヶ月後に解禁となることが多いようです。ただし、回復の状態によっては、1ヶ月以降に解禁となることもあります。
まずはカウンセリングを受けてみましょう
一部の包茎手術は泌尿器科でも受けることができます。しかし、泌尿器科での治療は単純に包茎を改善するという部分に特化して行われますので、見た目の仕上がりという部分については軽視されることが多いようです。
一方、美容外科クリニックでは、見た目の自然さなども重視して行われます。手術痕をなるべく目立たせたくないという方は、美容外科クリニックでカウンセリングを受けてみて、じっくりと手術について検討してみると良いでしょう。
おわりに
包茎はとてもデリケートな状態で、どうかすると、それがコンプレックスにもなってしまいかねません。また、包茎の種類によっては、早急に手術を検討する必要がある場合もあります。
というのは、衛生上に問題が生じ、思わぬ病気を発症してしまう可能性もあるからです。包茎は、悩んでいても解決するものではありません。
今後の人生を積極的に生きて行くためにも、まずは、一歩踏み出す勇気を持ってみてはいかがでしょうか。
記事監修:岡山中央クリニック